つれづれなるまま

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赤白服散る

臨月近い妊婦から初老の男へと
それは無言で渡された・・・

男は黙って受け取り
妊婦が何を言わんとしているのかわかったようだった。




亡き舅は恰幅がよかったので
それがとても似合っていた。

長女、息子が小さい頃は
いつもそれを身に付けて現れたものだった。
その存在を信じきっていた長女や息子には
その正体が「じいじ」だとは気付かなかった。

子供達は目を輝かせ
「誰にもらったの?」という私の質問に
「サンタさん!!!」と答えていた。

そんな舅も亡くなって数年
まさか・・・・
そんな無茶ぶりが自分にやってこようとは予測していなかった初老の男

ショッピングモール内のレストランに務める婿は
この時期、非常に忙しい
朝は早いし帰りは深夜・・・

そんな婿は当時の忙しかった自分と同じだ
いつも子供のことは祖父に丸投げしてきた男だ
そのツケを支払う時がやってきた。


妊婦から渡された
その赤と白の衣装を試しに着てみると

それはそれは似合わない
インディアンのように日焼けなのか酒焼けなのか分からん茶褐色の肌と
赤と白のコントラストからは違和感しか感じられない


25日夜
宴も酣な中
夫はこっそりと姿を消す
工房で着替えて
工房からこっそり外へ出る

準備は万端だ。
指タトゥーを見られたら一発でバレるので手袋装着
声色も変えてみせる
つけひげで顔は殆ど見えないし

夫はメイン玄関へと移動し
インターフォンを鳴らす
長女が孫を連れて玄関へ

必死に声色を変えて
「リオちゃんメリークリスマス!」
そう言ってプレゼントを渡してすぐに退散

ほどなく着替えて何食わぬ顔で宴に戻ってくる夫を見て
孫が一言

「ギー(爺・夫のこと)サンタさんだったね」


がーーーーーーーーーーーーん
バレている
3歳児の洞察力を舐めてはいけないね

というか夫の演技力が・・・
家族からは劇団ひまわりからやり直せ!と激しい突っ込みが入るのだった。




未分類 | コメント:2 |
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この記事のコメント

思いっきりツボに入りました(笑

TJさん頑張ったなー偉いなーwww


2013-12-28 Sat 03:15 | URL | chii #-[ 編集]
うん・・・
頑張ったんだけどね
結果的に残念で誰よりも本人が落ち込んでた
2013-12-30 Mon 18:32 | URL | しず #-[ 編集]

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