つれづれなるまま

事実は小説より・・・

もう二年近く前になるある出来事の深層をつい一週間ほど前に息子が話してくれた。

時は約二年前、自宅の立替の為、近所のアパートに仮住まいをしていた時のことである。 その年は息子の高校受験の年だった。

息子は本当に幼稚というか精神年齢が同世代からみれば3~5歳くらい幼いので純粋と言えば純粋なのだが馬鹿と言えば馬鹿なのだ。

そんな息子だから友人関係は心配がたえないが、それでも息子の天然キャラのおかげで今までイジメなどにあった事はない(と思う)教室での席はいつも先生の目の前の席が指定席だし、たまたま先生の机から離れてしまっても席の前後には世話好きな子が必ずいてくれるのだ。

高校は男子校なんで今までどうりにはいかないかな~と思っていたけどそれはそれでちゃんとお世話キャラが側についてくれているのだ(感謝)

まあ、そんな感じで息子の友人関係は私もチェックしているのだが、そんな中3の時に突如、息子に近寄ってきた子がいた。M君としよう
M君は毎日のように家に入り浸っていた。

私は昼間仕事で家を留守にするのだが、留守中に子供が友達を家にあげるのは、ハッキリ言って嫌である。 しかしそんな否定してもしかたないのでM君を観察してみた。 素直な良い子だなと感じた、また雄弁で私に気にいられようとしてか自分の家からいろんなものを持ってきてくれた(砂糖とか芋など)

そんな毎日入り浸られている日々が続くと息子がM君を避け始めたのだ
別の友人との間で「Mはうざい」ということになっているらしい。

家も建って引越しをしてからはインターホンカメラで誰が来たか見れるのでM君が来ても居留守を使うようになった。
高校生になってからはまったく付き合いがなくなり彼もこなくなった。

そんな一連の流れの中で息子がお年玉を貯めていた牛乳パックが無くなったのだ。 息子はずっとお金を貯めていてドケチと言われていた(笑)特に目的があって貯めているのはなく、ただ使うのがもったいないという守銭奴みたいな理由で・・・

それはそれで金に細かい男は最低だ~!とか罵倒していたのだが息子の大きな耳はダミーなのでまったく聞き入れなかった。

欲しいものも全て我慢して貯めに貯めたお金だった。しかも何故か牛乳パック・・・。 もちろんアホな息子でもM君を疑ったが疑ったところでどうしようもないし何の証拠も無いので諦めるしかなかった。

そのモヤッとが二年の歳月を経て真実を知ることとなる。

K君という別の息子の友人がいる。
K君は真面目でおとなしいタイプの子だ。
K君とは高校も同じ(科が違うが)

K君の口からM君に纏わる真実の告白をされたのだ。

当時の仮住まいのアパートで子供部屋にしていた部屋の窓には格子がなかった。 一階の部屋なのに。
その部屋の格子がついていない窓からM君が牛乳パックを抱えて出てくるのを偶然目撃したんだと・・・ K君に見つかってしまったM君はK君に、息子から盗んだお金を半分渡す事で共犯者にしてK君の口を封じたのだ。

あれから二年K君はそのお金を使うことも返すことも出来ずに苦しんだ結果、真実を息子に話したのだそうだ。
k君の胸中を察すると胸が痛む

当の息子はあっけらかんと「もっと早く言ってくれればよかったのに~今度とりに行くね」と言ったとの事。

息子にはK君の中で判断を下す為に時間が必要だったのだということと
M君に対しては「罪を憎んで人を憎まず」と話した。
息子がどこまで理解したかはわからんがいつの日か理解する日がくることを祈る。

本当に漫画みたいな話である。

事実は小説より奇なり・・・・よく言ったもんだ。
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